ヴァルター・グロピウス Walter Gropius
(1883-1969)
20世紀を代表する建築家のひとり。ペーター・ベーレンスの事務所で学んだ後、独立。ドイツ工作連盟に参加し、工場と事務所のモデル建築に携わる。 初代校長としてバウハウスを設立、1928年まで運営に尽力しました。彼はアーツアンドクラフツ運動に影響を受けており、建築は社会と言う基盤に立つものと考えましたが同校の教育思想もそれに基づき進められ、その後の世界の建築教育に影響を及ぼしました。 当時の代表的な建築物はデッサウ市へ移転後に建てた校舎で、近代建築の走りとして有名です。
退任後1937年にハーヴァード大学大学院に招かれアメリカへ渡り、ハーヴァード大学建築学教授なり、アメリカ建築の教育面にも影響を及ぼしました。 38年から41年にかけてブロイヤーと共同事務所を持ち、とりわけ住宅建築面でアメリカに見合った近代建築に取り組みました。1946年にはTACを設立。20世紀建築界、巨匠の一人といって間違いないでしょう。 |
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